第7弾:"Mr. Fit"と"Mr. Strong"
Inside the RICOH BlackRams
2010.09.24
リコーブラックラムズ(リコーラグビ―部)では毎年夏、2つの称号を懸けたコンペティションが行われます。持久力No.1 "Mr. Fit" (ミスター・フィット)とパワーNo.1"Mr. Strong"(ミスター・ストロング)の2つの称号です。
"Mr. Fit"は、3種目で競われます。
徐々にテンポを早めるビープ音に合わせ、一定距離間をダッシュで往復し続ける「ビープ・テスト」。どのレベルまでテンポに着いていけたか、そのダッシュの回数を計ります。
5m、10m、15m…と距離を伸ばしながらの30秒間の往復ダッシュと、30秒の休憩を6回繰り返す「リピート・スプリント」。各回ダッシュの距離をどこまで伸ばせたか、またいかに6回を同じパフォーマンスで走り続けられたかを競います。
この2つと「1500m走」のタイム、計3種目の成績の総合トップが"Mr. Fit"となります。公平性を保つため、選手の身長や体重に応じてハンディが与えられます。
"Mr. Strong"は、4種目で競われます。
片手で5kg、両手で計10kgのチェーンを持ち上げ、両腕を地面と平行に伸ばし、どれだけこらえられるかを競う「アイロン・クロス」。
50kgのダンベルを両手に持って歩いた距離(40m以上)を競う「ファーマーズ・ウォーク」。
それに加え「腕立て伏せ」と「懸垂」の回数が競われます。4つの種目で良い成績が安定して残せる選手が"Mr. Strong"となります。
日頃のトレーニングの成果を確かめる場ではありますが、選手は楽しみながらコンペティションに参加し、互いの成長を認め合います。2人のチャンピオンには、大きな拍手が贈られ、ポージングして写真撮影という恒例行事が。
"Mr. Fit" "Mr. Strong"の称号は、日々続く厳しいトレーニングに対する選手のモチベーションを高めるための、よい刺激なのです。
■2010年 "Mr. Fit" 神尾卓志選手(SH WTB)
■2010年 "Mr. Strong" タマティ・エリソン選手(SO CTB WTB FB)