【Review】第13節 vs.コベルコ神戸スティーラーズ

2025.04.03

リベンジを期した2度目の神戸S戦は、握りかけた主導権を手放し惜敗。6戦連続の勝ち点は確保

リーグワン第13節、9位のリコーブラックラムズ東京(BR東京)は、5位のコベルコ神戸スティーラーズと東京・秩父宮ラグビー場で対戦。自滅するかたちで敗れた第6節(15-44)のリベンジを狙ったBR東京は、2トライを先制したが、前半の終盤に数で有利な状況となりながらも反撃され逆転を許す。後半は逆に数で不利となった時間帯に加点され、終盤には追い上げを見せたが届かず、24-27(前半14-17)で敗れた。

ラインナップは前節のものがほぼ踏襲されたが、WTBにトレーニングマッチなどで状態のよさを見せ続けていた山村知也が名を連ね今季初先発。キレのあるランはもちろん、的確な判断でアウトサイドのディフェンスに安定感をもたらすことへの期待がうかがわれた。

前半は開始直後に相手14番が味方同士の接触で退くという波乱の幕開けに。BR東京は神戸SのFW、BKが一体となったアグレッシブなアタックへの対応を迫られたが、受けに回らずディフェンスラインを上げてプレッシャーをかけ阻んでいくと、FLリアム・ギルのターンオーバーからのキックをきっかけに敵陣へ侵入。さらにスクラムの安定感を活かしトライを奪い先制する(13分)。BR東京はさらにWTB山村のハイパントキャッチから攻め、CTB PJ・ラトゥの突破から繋ぎLO山本嶺二郎のトライで14-0とする(28分)。

神戸Sにイエローカードが出て、さらなるスコアを狙える状況が訪れたが、BR東京にも反則が相次ぎ後退。さらに神戸Sの強いボールキャリーにモメンタムをつくられトライを許す(32分)。もう一枚相手にイエローカードが出て、15人対13人という状況に。敵陣深くでFKを得たBR東京は展開してトライを狙うが、パスが乱れボールを失う。これがきっかけとなり38分にもトライを奪われ、14-14の同点に。さらに前半終了直前にPGを許し、14-17とされて試合を折り返す。

後半は6分にカウンターラックによりボール奪取から見事なアタックを決めてトライエリアにボールを運んだが、その前に危険なプレーがあったとしてキャンセル。FLギルにイエローカードが出たところでトライを許し(8分)、さらにPGも決められ(13分)、14-27と点差を拡げられる。

一度は握りかけた主導権を失う展開に、焦りを感じさせるプレーも見られたが、選手たちはこの状況を打開する方法を必死に探っていく。激しくボールが行き来する攻防を経て、こぼれ球を繋いだBR東京は、FLマイケル・ストーバーグが抜けだしハーフウェイ手前からトライライン目前まで走る。このチャンスをトライに繋げ19-27とする(24分)。

2度のスコアシーンが必要な8点という点差がBR東京にとってのプレッシャーに、神戸Sにとっての冷静さを保つ要因になったか、スコアが動かないまま時間が過ぎていく。だが41分、敵陣スクラムをリザーブメンバーを加えたFWが押し込むと右へ展開。SH高橋敏也の迷いのないパスからの小気味よい連携で守備網を突破すると、SO中楠が右中間にグラウンディング。逆転こそならなかったが、7点差以内に迫る価値あるトライによって勝ち点1をもぎとってノーサイドを迎えた。

BR東京はこれで6戦連続の勝ち点獲得。2022-23年に記録した5戦連続を上回り、リーグワンに入ってからのチーム最長記録となった。順位は9位のままだが、プレーオフ圏内の6位・横浜キヤノンイーグルスとの勝ち点差は4と1つ縮めている。

「こっちがアタックしているときは、相手はアタックできない」

敗れたもののどこか清々しさもあった前節と比べると、共同記者会見でのタンバイ・マットソンヘッドコーチとSH TJ・ペレナラの表情は曇っていたと言わざるをえない。結果においては前節が6点差、今節が3点差と大きな違いはない。試合内容への思いが表れたものだろう。

前回対戦時、マットソンHCは27回に及んだという被ターンオーバーの回数を敗因の1つとして挙げたが、今回も17回あったと指摘し、やはり試合を難しいものにした要素だったとみたようだった。

「こっちがアタックしているときは、相手はアタックできない。相手にディフェンスをさせて、アタックをされる場面では疲れている状態にするというかたちを目指していました」(NO8ブロディ・マクカラン)

ボールを保持し、シンプルに攻めて主導権を握る。17回というターンオーバーの回数は、そうした目指すかたちに近づけなかったことを表す数字と言うことができる。

無論、ピッチにいる選手たちにしか感じ取れないものも当然あり、ボールキープに終始せず、リスクを背負ってチャレンジする姿勢がチャンスやトライを生み出すことも多くある。そうした一瞬の判断の切れ味も、現在のBR東京の強みだろう。愚直に攻め事態を好転させる力。思いきってボールを動かし獲りきる力。2つの強みの使い分けの部分に、わずかながら難しさが生じているようにも映る。

ただ目指すところは、これを80分間にわたり正しいバランスで共存させることであるのは明確だ。相手にとって脅威となるアタックの回数がさらに増え、不要なターンオーバーからのアタックを受ける回数は減る。ディフェンスで消耗させた相手のアタックの出力も下がるはずだ。コーチや選手たちから集めた言葉から想像すると、目指すのはそのようなラグビーであるように思われる。

「練習の内容が濃くて、すごく充実しています」

「ニュージーランドなどで指導してきた経験上、若い選手を入れて、彼らがパフォーマンスが悪かったときにすぐに役割を奪ってしまうと、自信を失い、それが何年も響いてしまうことがある。(ミスをしたとしても)しっかりとまた努力して成長できる場を与えることが大事かなと思います」

今節の試合後の共同記者会見で、マットソンHCが選手の育成についての考えを語る場面があった。西辻勤GMは多くの場面で「ブラックラムズ東京は人が集い、人が育つクラブで在りたい」と語る。その哲学はマットソンHCとの間でナチュラルに共有されているのであろうことが伝わってくる言葉だった。

少し前の全体練習後のこと。個人練習もおおむね終わって選手たちが引き上げていく。そんな中、新入団のCTB久木野太一が、名残惜しそうにグラウンドに残りパスのフォームを確認している。有賀剛コーチがそれを見逃さず駆け寄り、個人レッスンが始まる。パスの受け手となりながらのアドバイスが続く。

それも終えて引き上げてきた久木野はにこやかに言う。

「大学に比べて人数が少ないのもあるんですけど、練習の内容が濃くて、すごく充実しています。1つでも多くのことを吸収したい」

自らの成長に意欲を燃やす選手という宝物の可能性を組織として支え、引き上げる。それを礎にして戦う、ブラックラムズ・ウェイとでも呼ぶべきものの価値が試される局面が訪れている。

レギュラーシーズンは残り5試合。プレーオフ争いに生き残るには、次節第14節の相手、3位・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)とのゲームの結果はとてつもなく重要だ。勝利という結果で、進んできた道の正しさを証明するべき時が来ている。

「PCAクラウドマッチデー」として開催。試合終了後には特別表彰も

この試合はピー・シー・エー株式会社の協賛による「PCAクラウドマッチデー」として開催した。試合終了後には、ピー・シー・エー株式会社より、この試合でチームに貢献した、マイケル・ストーバーグ選手に「PCAクラウドマッチデー」を贈呈した。

監督・選手コメント

タンバイ・マットソンHC

本当にとても残念な結果です。ポジティブなことを言えば、最後まで勝つチャンスはあった。自分たちとしてはああいうゲーム展開になっても、勝てる方法をちゃんと見つけ出すことが必要だなと。今は自分たちが、自分たちの一番の問題かなと思っています。ポイントとなるタイミングでTMOコールが入って、勢いにのりきれなかったのはあるけれども、大事な時間帯にしっかり実行できるかどうか。自分たちが勝つためには、自分たちのベストな状態っていうのを見せ続けること。そうすることで、判定も自分たちに転がるようになればいいかなと思います。

神戸(神戸S)さんはすごくよかったと思います。1分もしないうちに1人失って、イエローカードでLOが2人とも出ていない時間帯もありました。そういう展開の中でも、神戸さんはフォーカスし続けて、必要なところで実行し続けたのかなと思います。

SH TJ・ペレナラゲームキャプテン

僕も最初に神戸さんについて話したいと思います。ブロディ・レタリックが直前で外れたりとか、ファーストプレーでWTBが交替しなきゃいけない状態になったり、イエローも続いたりした。(ヘッドコーチから)「こういう展開でも勝てる方法を見つけなきゃいけない」とありましたが、神戸さんはそうした展開の中でそれをしっかり見つけたと思います。自分たちとしては本当に残念です。本当にたくさんの時間、いいラグビーをできていたと思います。こういうゲームを勝っていかなきゃいけない。それだけの能力はあると思うのですが、それができなかったのは残念です。でも、自分たちのチームに関してはすごく誇りに思っています。特にFWはすごくよくやってくれていると思うので、よかったかなと思います。彼らがつくってくれた土台の上でしっかりと自分たち(BK)もいいパフォーマンスをして、決めきりたいなと思います。すごくフラストレーションも溜まっているし、すごく悔しいです。でも、自分のチームメートを誇りに思いますし、向かってる方向性も、自分たちが今つくろうとしているものも間違っていないと思っています。本当に神戸さんも、今日はすごくいい、ああいう中でしっかり結果を出したっていうのは、よかったのかなと思います。

質疑応答

— 前半の最後の10分間、数的有利となった時間帯、もっとこうすればよかったと思うことはあるか?

TJ・ペレナラ:あの時間帯は自分たちがディシプリンを保てていなくて、13人しかいない相手に対して、自分たちは3、4回ぐらいペナルティを続けてしまった。そうなると相手も時間を使うことができるし、セットピースに持ち込まれると神戸さんがアタック(するエリア)をコントロールできるので、そういう点でよくなかったですね。そして、ファーストコリジョンで負けてクイックボールをつくられて、次のコリジョンも苦しくなってまたクイックボールをつくられて。(相手は13人だったのだから)自分たちはアグレッシブにいかなきゃいけなかった。自分たちにディシプリンを保てないことによって、相手に隙を見せてはいけなかった。

— 6位はまだ見えている。どんなところを修正していきたいか?

マットソンHC:そうですね……。ディフェンスをもっとタフにいかないといけないかなと。自分たちのフィジカリティが足りず獲られたトライもあったと思うので。来週クボタ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)と戦います。すぐにでも修正しなきゃいけないところはあるかなと。あとはターンオーバー17回っていうところですね。これでは戦えないので。

— TMO(映像判定)が続いた

TJ・ペレナラ:選手としては起きていること対応していくしかないので、そのディシジョンにアグリーするかどうかは別として。TMOの回数とかも、そこは従うしかないというか。次の仕事に切り替えるだけ。難しさはもちろんありますし、フラストレーションも感じはします。でも、もうゲームの一部なので。誰かのせいにしているわけでは全くないのですが、テクニカルなポイントをつくのであれば、全てにおいて同じレベルで見ていかなきゃいけないんじゃないかなとは思います。前にも言ったかもしれないですけど、(TMOを増えることは)正しいディシジョンにつながるのならいいかなと思います。3、4回認められないトライが今日はあったかな。振り返ったとき、彼らが正しいと思えるのだったらそれは問題ないです。

— 若いフライハーフ(SO)がたくさんいる中で中楠一期を使ってきた。彼ヘの期待や評価。またアイザック・ルーカスの状態を

マットソンHC:アイザックはもう少しかな。もう数週間。(中楠)一期や(伊藤)耕太郎というこのポジションで日本代表を狙える立場にいる選手が2人いることは本当にラッキーなこと。どちらかを選ぶのはなかなか難しいですよ。2人はゲームに対して違うものをもたらします。今は一期のゲームコントロールだったりリードの仕方だったりを信頼して起用している。もちろん若いのでミスもしますが、ただそこは同じく若い耕太郎が出た場合もそこまで変わらないと思います。すごく難しいポジションですからね。ニュージーランドなどで指導してきた経験上、若い選手を入れて、彼らがパフォーマンスが悪かったときにすぐに役割を奪ってしまうと、自信を失い、それが何年も響いてしまうことがある。(ミスをしたとしても)しっかりとまた努力して成長できる場を与えることが大事かなと思います。

— 中楠が成長していると感じる部分は

マットソンHC:リーダーシップは間違いなく伸びていると思います。インサイド(9番)にTJ(・ペレナラ)、アウトサイド(12番)に池田(悠希)がいるので、テクニカルな部分などでの助けになってると思います。本当にリードの仕方はすごくよくできているかなって。ゲームプランに沿ってやろうとするところ。周りにシニアプレーヤーが多いので難しいときもあると思うんですけどね。あの年齢でリードする難しさもあるとは思います。

TJ・ペレナラ:ニュージーランドだと23歳だったら、もう5年ぐらいプロを経験してたりするので、またそこは日本とは違うところかなと。難しいですよね。年齢ではなく、プロフェッショナルエイジで見るとまだ浅いので、それを考えたらすごくよくやってくれているかなと思っています。

— 中楠と伊藤のそれぞれのよさとは

TJ・ペレナラ:一期はゲームコントロールとリーダーシップ。それは彼の強み。あとはスキルですね。チームを動かすところでスキルを見せてくれているかなと思います。耕太郎に関してはあまり一緒にプレーしていないので多くを語るべきではないのですが、トレーニングをしてきた中で感じるのは、スペースを見つけてそこにボールを運んだり、スムースなパス、キックといった部分で、ナチュラルギフトを持っている選手かなと。穴を見つけ出せる選手で(オールブラックスのSO)ダミアン・マッケンジーや僕らのチームのSO/FBアイザック・ルーカスを思い出させる部分があると思います。

 

HO 大西将史

悔しいですね。ただ、自分たちの準備してきたFWのセットプレーのところでは、自信に繋がる試合だったのかなって思います。

— ハーフタイム、また試合後のロッカールームではどんな言葉が

ハーフタイムは自分たちにフォーカスしてやれば結果はついてくるよっていう話ですね。何かを変えるというわけじゃなく。自陣に入られたときのディフェンスのところだけ修正しようと。2回入られて、2回とも同じような決められ方をされていたので。試合後は、もう一段階成長していけるようにまた準備していこうと。

— ゲームプラン的には

僕たちはアタックを継続させていけばいいラグビーができるので、Continuity(コンティニュイティを持ってアタックしようというのは、フォーカスポイントでした。そこは自分たちの強みなので。

NO8 ブロディ・マクカラン

— 率直にどんな試合だったなっていう印象か

スタートはよかったけれど、相手にイエローカードが2枚出たときに2つトライを獲られてしまった。そこは残念。そこから試合が大変になったので。そのときのゲームコントロールですね。もうちょっとうまくボールキープしていたら。プラン通りのプレーをやっていなかったので。でもまだプレーオフのチャンスはある。そこを考えたときには、今日獲れたボーナスポイントは大きな意味があるんですが、でもやっぱりすごく残念な結果ですね。

— ゲームプランは、どちらかというとボールをキープするという

そう。こっちがアタックしているときは、相手はアタックできない。相手にディフェンスをさせて、アタックをされる場面では疲れている状態にするというかたちを目指していました。

— それはできた?

ギリギリのパス、無理なオフロードパスをしてしまう場面もあった。別にトライにならなくてもよかった。ボールキープしていたら、ペナルティを獲れて点数に繋がっていったと思うので。

— 前半の終わりのような展開になったことについて

相手がカウンターアタックが上手いことはみんな知っていて、しっかりボールキープしてアタックしていれば、相手にそういうアタックをさせる時間も少なくなる。でも、ターンオーバーをされてしまって、そのあとのディフェンスもあまりよくなかったね。ただ、自信がずっとあって、多分誰も下を見てはいなかった。勝てるよっていう自信はずっとあったと思う。

— 前節もそうだったが、いいアタックをした後のディフェンスが少しだけうまくいかない

切り替えね。リアクションの部分が少し足りない。

— 少し時間が経つと、すぐにまたいいディフェンスができている

そうそう。みんなそう。

— NO8を背負って、より一層フィジカルにいっているような感じも

何番つけても、どのポジションでも、そこは変わらないけどね。

— ケガもあって、ゲームタイム重ねられなかったが、この2試合長い時間プレーして持ち味を発揮している

最初、ホンダ(三重ホンダヒート)、サントリー(東京サントリーサンゴリアス)と2試合出てケガ。そのあとキヤノン(横浜キヤノンイーグルス)戦に少し出て、80分を2試合連続か。嬉しいね。いい感じ。抑えなくても長い時間、力を出し続けるのは得意なので。身体はそんなに大きくないから、脚でね。

SO 中楠一期

— 立ち上がり、もう少しスコアしたかった

そうですね。自分たちのプランに沿ってというか、チームとして早い時間で得点したかったとかはないんですけど、シンビンが2枚出て13枚になったとき、少し獲り急いでしまって、ミスが起きてそこから逆に相手のスコアに繋がってしまったところ(前半36分)はやっぱり僕のディシジョンの部分ですし、この試合のターニングポイントだったし、もしスコアしてたらほぼ決まってたみたいな感じだったと思うので、そこは一つ敗因をつくってしまったなと思っています。

— ゲームメーカーだけじゃなくて、アタックラインも含めて、攻め急いだようなところがあった

まあ、でも、ボールを動かす判断は僕がしたので、そこは本当に個人の責任としてとらえています。

— あの場面、TJ・ペレナラと話したりは

いや、特に。相手が13人になったので、アグレッシブにいこうという話はしたんですけど、チームに対してとかじゃなくて、あそこは僕のディシジョンミスだったと思います。

— こうすればよかったというのは

13人なので、もっとフェーズを重ねて、ゆっくりあそこでボールを持っているだけでもプレッシャーになるので、すぐにスコアしようと思わなくてよかったなと思います。

CTB 池田悠希

失点の部分。自陣に入られたときに簡単にトライまで持っていかれてしまった。しかも相手の人数が少ない状況だったので、チームの課題として残るかなと。22mに入られるまでのディフェンスは、すごくいいエフォートをして頑張れていたと思うのですが、22mの中に入られたときのディフェンス、ちょっと簡単に取られすぎたなっていうイメージがあります。

— 原因は見えているか

しっかり2人でデュアルコンタクトして、相手にモメンタムを与えないことが一番大事なので。神戸にはすごくいいボールキャリアがいますし、やっぱり前に乗っかられてしまうと、どんどんモメンタムをつくられてテンポも出てしまうんで。あとはハードに前に出てディフェンスすることですね。

— 個人のパフォーマンスについては

ボールキャリーはいい部分もあったと思うんですけど、一度絡まれてターンオーバーされた僕自身のミスもあったので、そこは次戦に向けて修正していかないといけない。

— いろいろなことが起きた試合だった。そこから勝利にたどりつくためのコミュニケーションがあったかと思うが

フラストレーションをためるのではなく、切り替えて自分たちの次の仕事をしっかり果たそうという話をしました。それと、自分たちはアタックで継続していくっていう部分がちょっと今日は足りていなかったので、チームのアタックとして無理やりこじ開けるんじゃなくて、しっかり我慢強く継続してアタックしようっていう話。あとは(前述の)ディフェンスの部分ですね。

— いいアタックのあとのディフェンスがやや乱れるのが悩ましい

ボールを持ってアタックをしていて、敵陣まで入ってターンオーバーされると、やっぱりちょっとガクッとくる部分はある。そこでディフェンスに切り替わった瞬間にスイッチを入れて、1人1人が自分の次の仕事は何かを考えないといけない。トランジションのところはエフォートが重要なので、そこはチームとして課題が出た部分かなとは思ってます。

— ターンオーバーされたあと、アンストラクチャーからのディフェンスは技術的にも難しい

アンストラクチャーからのディフェンスは、相手にフェーズを重ねさせることがすごく大事なので、フェーズを重ねることを相手に強いるようなディフェンスをしないといけない。各自がアタックからディフェンスに切り替わった瞬間に、幅を取って、コミュニケーションを取って、しっかりコネクションを保ってワークするっていうところが大事なんで。ターンオーバーをされた場面については、無理やり外のスペースを探してしまったりとか、そういう部分がちょっとありました。継続して、フェーズビルドしていくアタックが必要でしたね。

WTB 山村知也

— 仕上がりは

体調とか怪我のところは別に万全なので、あとは回ってきたチャンスを活かしきれるかどうかみたいな、試合勘とかのところになってくるかなと思っています。

— FB伊藤耕太郎のパスがあと少し長ければ(後半39分)、明治ラインで獲りきれたかも

いやいやいや。可愛い後輩なので。僕がもう少し寄って、気を遣ってあげなければいけなかった。獲りきりたかったですね。

— トレーニングでのパフォーマンスを受けての起用だったと思うが、コーチからメッセージは?

特別なものはなかったんですが、僕もゲームに出たい気持ちはずっとありましたし、トレーニングマッチでパフォーマンスを見せられたらチャンスは回ってくるよという話はあったので、自分のやるべきことをずっとやり続けることにフォーカスしてやってきました。

— 自分の強みを磨こうともしていたと思うが

ディフェンスのところはフォーカスされていたので、トレーニングマッチや練習からしっかりアピールしていくことはやっていました。

— 今日もチームとしてディフェンスに回る時間帯があった

前半の終わりの2トライだったりとか……やっぱりしんどい展開になったとき、ゲームの大事なポイントのところで取りきられてしまったので、そこはWTBとして上手くコントロールしながら、自分も積極的にコミットしてディフェンスでチームにいい勢いを与えられるように、もうちょっと頑張ってやっていきたいと思っています。

— ここで勝ち点を重ねておきたかった。競っているチームも負けているのでそこまで離されてはいないが

そうですね。プレーオフも見据えていますしもっとポイントは欲しかったですね。でもまあ、他のチームとのポイントの兼ね合いもあるとは思いますけど、自分たちがしっかりできることをやり続けて、ポイントを重ねていくことですね。

— 上を見て戦えているという意味でチームの雰囲気は違うか?

連勝していい雰囲気になって、また続けて負けてしまったかたちで。勝つと当然いい雰囲気になってくるんですけど、負けたときに次にフォーカスして前を向いていけるかっていうところが大事。ただ、今の雰囲気は別にそんなに悪くはないかなとは思います。

— いつもノンメンバーとして対峙してきたBKの中に入って長い時間プレーした。アタックについての手応えは

そうっすね。ラインブレイクもあったし、いいシチュエーションで自分に回ってきたところもありました。改善できるところはあるんですけど、いいところもあったかなって思います。

試合ハイライト

 

■試合結果はこちら https://blackrams-tokyo.com/score/score.html?id=419

文:秋山 健一郎

写真:川本 聖哉

PAGE TOP