【Review】NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 D1/D2入替戦第2戦 vs.NECグリーンロケッツ東葛

2024.05.31

フィジカルでの優位活かし、セットプレーから5トライを奪う

3トライ差と19点差をつけ、ビジターとして戦った入替戦第1戦に勝利しディビジョン1残留に大きく前進したブラックラムズ東京(BR東京)は、神奈川・相模原ギオンスタジアムにNECグリーンロケッツ東葛(GR東葛)を迎え入替戦第2戦に臨んだ。第1戦と近いメンバー編成となったが、HOに入替が生じた。先発が小池一宏、リザーブに加入後初出場となる大内真が名を連ねた。11番は山村知也に替わり栗原由太が入った。

試合の主導権は、BR東京がしっかりと握った。自陣でジャッカルを決め、ラインアウトから攻めてゴール前で攻める。SO中楠一期が自らギャップに仕掛けてインゴールに持ち込んだが、最初のアクションで届いていなかったとしてノートライ(前半3分)。しかし直後、ハイボールをキャッチしたWTB栗原に相手8番にハイタックル。これにイエローカードが出て、数的に優位に立つ(5分)。なお映像での検証を経て、カードはレッドカードにアップグレードされた。

7分にラインアウトモールを押し、右中間にHO小池がトライを決め先制。再開後も、強固なディフェンスとスクラムでの優勢を活かして自陣を脱すると、再び敵陣ラインアウトからモールを押し、NO8サミュエラ ワカヴァカが初のトライを挙げる(14分)。

17分、敵陣浅めの位置でダブルタックルを仕掛けボールをこぼさせると、WTB西川大輔が前方にキック。この争奪で相手7番がノットロールアウェイ。これにもイエローカードが出る(17分)。右サイドゴール前でスクラムを選択し展開。両CTBが力強くボールを前に運ぶと、後方の位置に入ったFLアマト ファカタヴァにパスし、中央に飛び込んでトライ(18分)。

その後は負傷にともなう入替なども発生したが、28分に中央ゴール前の相手スクラムでFKをもらいマイボールにすると、これを強く押す。コラプシングを獲った上でNO8ネイサン ヒューズがボールを持ち出すが、これに合わせ後方から走り込んできたFBアイザック ルーカスにボールを渡し、ルーカスがギャップを突きトライ。

BR東京はなおも攻め、自陣スクラムから右に展開し、CTBロトアヘアアマナキ大洋とFBルーカス、WTB西川が走ってゲイン。ゴール前にポイントをつくると、走り込んだNO8ヒューズに渡し、ディフェンスを突破。右中間インゴールにトライ(33分)。

31-0としたBR東京は36分、相手13番のカウンターアタックからピンチを招き、ゴール前でのディフェンスに。やや受けに回ってボールをつながれたが、ゴールライン上のギャップに身体をねじ込んだ11番をFL松橋がしっかり捕まえ落球させる。このゲームのテーマに「スコアゼロ」を掲げていたというリーダーが自らの姿勢でチームを引き締め、失点を許さず前半を終える。

「自分たちのプロセス」を80分踏み続け、残留決定

風下に回った後半は、キックを控えボールを動かしていく。しかし、入りはやや勢いを欠いた。ハーフウェイから自陣に入った付近での攻防が続いたが、ノットリリースザボールを犯すと、相手13番がリアクションの悪さを突いてリスタート。ディフェンス網がかき乱されたところでミスタックルが出て突破を許し、右サイドに走り込んだ20番がインゴールへ。しかし、接地直前にスリップしデッドボールラインを踏みノートライに(後半10分)。

気を引き締め直したBR東京は、LOマイケル ストーバーグのブレイクで敵陣に入るも反則で後退。しかしFBルーカスが自陣からのランでディフェンスを切り裂き、敵陣深くまで再度ゲイン。右のタッチライン際を走ったFLアマト ファカタヴァにつなぎ、右隅にトライ(15分)。ようやく後半最初のスコアが入る。

再びBR東京にモメンタムが向かう。ハーフウェイ付近のアタックでパスが乱れたところにプレッシャーをかけた相手DFに対し、素早く処理したCTBロトアヘアアマナキ大洋が入れ替わるかたちで裏に抜け出す。そのまま敵陣深くまで攻め入ると、22mラインを越えたところでSH南昂伸へ。南が中央にトライ(22分)。

その後、何度かギャップを縦に抜かれピンチを招いたが、相手のミスなどにも救われた後の33分、敵陣13m付近、左中間のスクラムから出したボールをSH南がCTB礒田凌平にパスし、中央のギャップを抜ける。礒田が前に出るとFLアマト ファカタヴァ、さらにはFL松橋とつないで中央にトライ。さら敵陣10m付近で、HO大内が13番のオフロードパスを阻むと、こぼれたボールがPR津村大志に入る。真っ直ぐ走った津村は一気にゴールに迫る。ディフェンスに絡まれながらトライしたかに見えたが、ホールドできておらずゴールラインドロップアウトに(36分)

BR東京の姿勢は最後まで貫かれた。38分、SO中楠がパスアウトを狙った21番に激しくプレッシャーをかけると、乱れたパスを確保しにいった5番からWTB栗原がボールを奪う。このプレーで敵陣深くに入ると、右中間のスクラムからNO8の位置に入っていたアマト ファカタヴァが狭い側にサイドアタック。ポイントをつくると、走り込んだLOストーバーグがボールをもらいタッチライン際を抜けてインゴールへ。これが今シーズンラストのトライ(40分)となりノーサイド。55-0でBR東京が勝利し、ディビジョン1残留を決めた。プレーヤーオブザマッチにはFBルーカスが選ばれた。

 

Consistency(一貫性)を手にするためにすべきこと

昇格を懸けて挑む相手は、負けても失うものはない。一方自分たちは、負ければディビジョン2へ降格する。それはその瞬間、来季の開幕を待たずしてチャンピオンへの挑戦権を失うことも意味する。結果的に点差が開き、連勝で残留を決めることができたが、選手たちが背負っていたリスクは大きかった。第1戦を終えた際には、強い緊張があったと明かす選手もいた。

「緊張しているよね。でもそれは、この試合をそれだけ大事に思っているということ。だから、悪いことじゃない」

ピーター ヒューワットヘッドコーチは、入替戦に臨むメンバーにそう伝え、緊張を解きほぐそうとしたという。大きなプレッシャーのかかるゲームで、自分たちらしさを保って戦う。それができた今回の入替戦での経験は、今後に生きてくることだろう。

思うような結果が出ず、少なからずフラストレーションを抱えシーズンを終えたチームに前を向かせる上で、武井日向と松橋周平というリーダーが果たした役割も大きかった。特に第2戦のゲームキャプテンを務めた松橋は、年長者としてチームや自分に誰よりも厳しい視線を向けながら、同時に誰よりもBR東京というチームの力を信じた。その豊富な経験に裏付けられた自信が、大きなリスクを背負って入替戦を戦うチームを包み込んでいたようにも映った。「自分たちのプロセスからはずれない」ためにチーム全体をガイドする役割を、見事に遂行した。

「ここで勝っていくのは、本当に難しいこと。毎週“ベスト”じゃないといけないからね。先輩である僕らが責任を持って、お手本となってリードして、若い選手たちが常にベストを尽くせるようにしていく必要があると思う」(LOストーバーグ)

今季のチームが開幕から求め、聞こえ続けてきたConsistency(一貫性)という言葉。結果的に求めるレベルには到達できなかったこの要素を改善するために必要なものを、FWを引っ張るストーバーグに聞いた際の答えだ。

プラスにもマイナスにも揺れの出やすい若い選手たちのパフォーマンスに、年長の選手たちのカバーリングによって、一貫性をもたらしていけるか。若き才能を多く抱えるBR東京が浮上するには、当面はそこが大きなポイントになってくるのだろう。そして、支えられながら1シーズンを戦い抜いた若い選手たちは、その経験を通じてプレーの安定感や幅を手にしていく。その地道な繰り返しが、チームの血となり、肉となる。

支え合い、補い合い、常にベストを尽くす。そんな姿勢を貫き、BR東京は来季も、リーグワンディビジョン1の舞台に挑む。

監督・選手コメント

ピーター ヒューワットヘッドコーチ

皆さんこんにちは。選手のことを思うと、今日の結果はすごくハッピー。ファンの皆さんにも、今シーズンずっと求めていたパフォーマンスを見せられてうれしい。今日はできるだけ80分に近い時間、自分たちのパフォーマンスを見せ続けることを目指した。80分ではなかったが、今までで一番そこに近づけたと思う。シーズン当初はこういったポジションになることを想像していなかったが、若いチームにとってプレッシャーのかかる2試合を経験できたことは、これからにつながる。来シーズンへの自信にしてほしい。ディビジョン1に残ることができ、会社にとっても、選手たちにとっても、本当によかった。特に選手のことを思うと、本当にうれしい。

―FLファカタヴァが2トライを挙げた。評価は

彼にとって今シーズンのベストゲームではないか。ラグビーW杯から戻ってきた選手は誰もがそうだと思うが、シーズン当初はかなり疲れもあった。身体的なものはもちろん、彼は自分の国を代表することも初めて、ラグビーW杯も初めてだったので、メンタルの疲れもあったと思う。今日は本来の彼らしさが見られたのではないか。パワフルさだったり、クイックさだったり、ワークレートだったり。マツ(FL松橋周平)、サム(NO8サミュエラワカヴァカ)と組んだバックローは、3人でよく動いていた。三菱(三菱重工相模原ダイナボアーズ)戦くらいからこのメンバーを組めたが、うまく連携もとれていてよかった。

―リザーブにFW6人を入れて厚くした。FW戦を重視したのか

FWパックでアドバンテージをつくれると思っていた。ただ、モールやスクラムなど仕事量も多いので、疲労もたまる。ワークレートも高いので、エキストラの選手がベンチに欲しかった。BKについては、何かあっても(BKもカバーし得る)ブロディ(FLマクカラン)や、WTBでプレーしたことのあるアマト(FLファカタヴァ)もいたので。

FL 松橋周平

今週の試合に向けては、「スコアをゼロに抑えて勝とう」と自分の方から言ってきた。そのためには自分たちのプロセスからはずれないこと。ディフェンスでしっかりプレッシャーかけ、アタックでも自分たちでやるべきことをやる。そうすることでスコアゼロが達成できると思っていた。相手のミスで助けられた部分はかなり多かったが、結果としてゼロになったのは誇れる結果。入替戦という難しい試合だったが、自分たちのやるべきことにフォーカスして戦えた2週間だった。80分間を通じて、自分たちがやろうとしていることが実行できるように。フォーカスに対してしっかり実行できるように。来季は個のスタンダードを上げ、チームとしての力を上げていきたい。

―前半を終え、ハーフタイムに入る前にグラウンドで円陣を組んでいた

グラウンドからロッカーに戻る前に、1回チームとしてコネクトしてから戻ろうということで、今シーズンから取り組んでいる。グラウンドで起きたことを修正するために、(修正点を)しっかりシェアしている。今日に関しては前半の最後の方に、CTBレメキ(ロマノラヴァ)選手やFBトム マーシャル選手のカウンターアタックを結構受けていたので、その2人に対してどうディフェンスするかをもう1回確認した。ロッカーではユニットに分かれ、FWはセットピースなど、BKはエリアやシェイプなどの話をして、最後に一緒に気合を入れていた。

―最終節で1年間やってきたことを見せて勝ちたいという言葉があった。有言実行したが、今日見せることができたものとは

今シーズンは自分たちのDNAとしている泥臭さというものを体現しようと話してきた。どの試合でも、それができているシーンは多くあった。ただ、それを一貫して続けることができていなかった。例えば30分まではできたが、残りの時間はできていない。60分までは完璧だったが、そこからできない。ゲームを最終的なところまでコントロールできていなかった。入替戦では80分間を通して、しっかり自分たちのDNAを見せて、泥臭いプレーをどんどんやっていこうと話し、取り組んだ。

―第1戦に勝って臨んだこの試合の準備でのポイントは

第1戦は勝ったものの、まだ相手にやれると思わせて試合を終えてしまった。ヒューイ(ヒューワットHC)からもミーティングでは「ドアが閉まりきっていない。少し開いている」っていう話があった。僕たちはそれをしっかり閉じる。しっかりシャットするために、やるべきことをしっかりやって挑もうと考えた。そういう姿勢が実行力につながった。

HO 大内真

―BR東京の選手として初出場

小学校を卒業するときには、(父親のプレーしていた)リコーでプレーしたいと書いていた。いろいろなチームと出合い、親が繋げてくれた縁もあって(今がある)。木曜日に急遽メンバーに入り挨拶をさせてもらったが感慨深かった。18歳のとき、大学の休みの期間に練習生として砧に来させてもらったのだが、それからここに立つまでの8年間のことを思い出した。

―リザーブメンバーとして、試合の後半の戦いに貢献できた

チームとしてもシャットアウトして、来シーズンにつながるラグビーをしよう。DNAを見せようという話をしていたが、後半に入っても前半の流れそのままにいけたっていうところは、チームとしての自信にもつながったし、個人としてもよかった。

―来季はしっかり競争に加わっていきたい

HOが5人いることをわかってこのチームに来た。負けるつもりはない。

LO マイケル ストーバーグ

1戦目の後の月曜日の朝、GR東葛のためにドアが少し開いているね、しっかりシャットしようという話がピーター(ヒューワットHC)からあった。隙間を消せないと、どんどん相手が乗ってきてチャンスが生まれてしまうと考えていた。そこを早い時間帯にしっかり閉じることができた。それが今日成功を収められた大きな要因。

―前半の終わりに、少し相手に流れが向かったとき、FL松橋がインゴールでトライを阻んだ。

マツ(FL松橋)のリーダーシップは素晴らしかった。彼は相手を0に抑えようと話をしていて、キャプテンがああいう必死なプレーを見せてくれるとみんなのスイッチが入る。もう一度集中し直さなければと。どこかの場面で相手にモメンタムが向かうのは理解していた。そこでキャプテンがしっかりボールを奪ったのは素晴らしいことだと思う。

―一貫性をいかに出すかに挑んできた

このチームは、どうやってプレーしたいかというところを探ってきて、それに時間がかかってしまっていた。ただこの1ヵ月くらいで固まったとは思う。若い選手にとって一貫性を出すことは難しいものだが、リーグワンにはイージーな相手がいないことを、毎週戦い続ける中で体感できたと思う。きつかったはず。ここで勝っていくのは、本当に難しいこと。毎週“ベスト”じゃないといけないからね。先輩である僕らが責任を持って、お手本となってリードして、若い選手たちが常にベストを尽くせるようにしていく必要があると思う。

SH 南昂伸

―タフなシーズンとなったが、成長のシーズンとなったのでは

昨シーズンの倍以上の試合に出ることができ、毎試合出るたびに、少しずつ成長できていると思えた。自分にとってはよいシーズンになった。

―磨くことができたプレーは

今日はあまりよくなかったが、自分の中ではパスの精度を上げることを意識してやってきた。昨シーズンまではランをメインで使ってきて、そこが強みだったが、今シーズンはパスを使って、いけると思ったときにいく。メインをパスにフォーカスしてそれがハマった。自分がちょっと仕掛けると相手が来るかもと構える。そこでFWにパスをするとうまくスペースができていたりした。あとはリザーブでの出場が多かったが、試合の途中からテンポを上げていくことについても経験が積めた。

―徐々によくなっていったアタックを引っ張った。チームのアタックについて感じていたことは

ファーストフェイズを丁寧にやること。そこでゲインラインを獲って、2順目もしっかりやる。少し前の試合まではファーストフェイズでミスが起きて相手ボールするケースがあった。入替戦に入ってダイレクトにアタックしようとして、シンプルコールを使っていた。それがはまっていい感じのアタックになって、テンポが出てきた。難しいが、何がよくなっていったかというと、みんながアタックをよく理解したこと。このエリアはこう。あのエリアはこうっていう意識を統一できた。特にこの2試合はベストゲームだったと思う。

トップ4のチームに対してもいいラグビーができていた時間はあったと思うし、チーム全体でチャレンジできていた試合もあった。シーズンの途中から、試合の後半で流れに乗れなくなり、ディフェンスでミスが出たりしていたこともあったが、そうしたときにチームでいろいろなトークができたことが、今回の2試合につながったと思う。

―来シーズンはもっと長い時間プレーできるポジションを目指していく

今シーズンは自分の中ではすごいしっくりきたシーズンでもあった。まずはやっていることをキープして、自分が持っているものを全部出せるように。僕はリザーブからの出場であってもうれしいし、そこでも自分の役割を果たせると思っている。スタートでも出たいが、まずはメンバーに入ることを目指していきたい。

CTB 池田悠希

―復帰後の好調をキープして、最終戦もフィジカルなプレーを見せた

毎試合そうですが、自分ができることをしっかりやる。自分の仕事をしっかり果たす。そういう思いでやってきた。ここ数試合は大きなボールキャリアが隣にいて。今日であればNO8ワカヴァカ、ネイサン ヒューズ。彼らにディフェンスの意識が向かったときにできたギャップに自分がいく。そういうシーンが多かったと思う。

―フィジカルで強い印象も残したが、キックなどのスキルも披露した

チームとしてもスペースにボールを運びたいところなので、それがあれば自分からもどんどん使っていこうとしていた。

―終盤は、トライを取り急ぐ場面が減っていった

この試合でもチームとしてのキーワードにペイシェンス(我慢)と掲げていて、得点を早く生み出そうとしすぎず、我慢強くアタックしてその中で生まれたスペースにボールを運ぶと。チームとしてそういう意識でアタックをしていた。特に前半は我慢強くプレーできていたと思う。

―ここからまた上に向かっていくためのチャレンジが始まる

今日の試合も完璧ではなかったし、自陣での50:50(きわどい)のオフロードパスとか、ペナルティとかで相手にチャンスを与えていた。自分たちの規律。トップ4のチームとの試合ではそういう一瞬の隙からトライを獲られる。1個のペナルティ、1個の判断ミスが得点につながったりするので、細かいところのレベルアップをしていきたい。

―これから作り上げられていく日本代表の選考に向けたアピールもできたのでは

そこはコントロールできる部分ではないけれども、まずは本当に目の前の1試合1試合、1プレー1プレー、自分の仕事をするっていうところをしっかり意識して、目指していきたい。

2023-24シーズンセレモニー コメント

FL 松橋周平ゲームキャプテン

ブラックラムズファンの皆さん、今日は応援ありがとうございました。

今シーズン、僕たちこうして入替戦というところにきてしまったのですが、本当は望んでいないことでした。チームとしてはトップ4を目標に掲げて取り組んできたのですが、僕たちの力の足りなさで、こういったかたちになってしまいました。それでも今日はしっかり勝つことができて、またディビジョン1で戦うことができるので、本当にブラックラムズとして、もっと上のトップ4を狙えるチームになるためにも、一人ひとりが成長して、チームとしても成長して、次は秩父宮で戦えるように頑張りたいと思います。国立もいきましょう。

今シーズンの応援、ありがとうございました。来シーズンもよろしくお願いします。

西辻勤ゼネラルマネージャー

今日ここまでお越しくださいましたそれぞれのファンの皆さん、本当にありがとうございます。

シャトルバスでここにたどりつくのが大変だったという報告も受けています。ご迷惑をおかけしました。また今日の試合を成立させてくださいました、神奈川県協会の皆様、相模原ラグビー協会の皆様、本当にありがとうございました。

そして、グリーンロケッツの皆様、本当にありがとうございました。不運も重なり大差はつきましたが、チームの力にそこまでの差はないと感じています。僕たちはトップリーグ時代、社会人リーグから切磋琢磨した、大切な仲間だと思っています。またディビジョン1で試合をできることを期待しております。すいません、生意気を言って。

ブラックラムズファンの皆様。心配をおかけしました。今日のこの入替戦のプレッシャーを受けたチームは、より強くなると思います。僕たちはこのレベルで戦うチームではないと信じています。来シーズンは必ず、新しく生まれ変わるブラックラムズをお見せしたいと思います。どうぞ選手にプレッシャーをかけてください。今シーズンのご声援、本当にありがとうございました。

 

■試合結果はこちら https://blackrams-tokyo.com/score/score.html?id=402

文:秋山 健一郎

写真:ブラックラムズ東京

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