【Review】トップリーグ2021 第3節 vs NTTドコモレッドハリケーンズ
2021.03.11
風下で粘り強く戦うも、痛恨の失点喫し折り返すことに
第2節のヤマハ発動機ジュビロ戦の勝利により、そのフィジカリティを活かしたディフェンスなどに注目が集まることとなったリコー。第3節はインターナショナルレベルの新加入選手が躍動し、開幕2連勝と勢いに乗るNTTドコモレッドハリケーンズとの戦いとなった。
前節以上に強い風の吹く大阪・花園ラグビー場での戦いには、ヤマハ発動機戦で存在感を見せたHO武井日向、FBメイン平が先発に、PR笹川大五、WTB山村知也といったニューフェイスもリザーブに。山村は初のメンバー入りとなった。
風下の陣地から、リコーはSOアイザック ルーカスのキックで試合を始める。相手の蹴り返しをキャッチし、ハーフウェイ付近でリコーがボールをつなぎアタック。前節同様のフィジカリティを見せてプレッシャーをかけ、右サイドに生まれたスペースに運ぶ。WTBロトアヘアアマナキ大洋のランでゲインし、敵陣22mライン付近まで持っていく。
さらにフェイズを重ねていくリコー。ボールを奪おうとしたNTTドコモにノックオンが出てリコーのスクラムとなる。敵陣10mラインの先、右サイドのスクラムから攻めると、22m手前でNTTドコモにノットロールアウェイ。ほぼ中央だったが、PGは狙わずタッチラインの外に蹴り出し、左サイド、ゴールまで20mほどの位置のラインアウトからトライを狙う。(前半4分)
ラインアウトモールで押すリコー。じわじわと前に出ていくと、止めようとしたNTTドコモにオフサイド。リコーはもう一度PKを蹴りゴール前ラインアウトにしてモールを組む。これも押し込むが、NTTドコモのディフェンスも堅くボールが動かなくなり、リコースクラムで再開となる。(前半7分)
NO8アマト ファカタヴァが取り出し、スクラムの広いサイドを突く。しかし猛烈なディフェンスに遭い、トライラインには届かない。SHマット ルーカスがさばき右へ、もう一度トライを狙うがここでボールを奪われる。
ここでNTTドコモはやや不用意なキックをライン裏に蹴る。これをFBメインが拾うと、押し上げてきたNTTドコモのラインにできたギャップを抜けゲイン、22mラインを越える。ディフェンスが詰めてくると小さく蹴り、SOアイザック ルーカスが迫るがNTTドコモがインゴールで確保しグラウンディング。ドロップアウトでの再開となる。(前半8分)
長いドロップアウトをキャッチし、もう一度ハーフウェイ付近から攻めていこうとしたリコーだったが、飛び出してきた相手9番がパスをカットし一気にリコー陣内へ走る。ゴールまであと10m程度のポジションでSOアイザック ルーカスとCTB濱野大輔が追いつきなんとか止めるが、リコーは一転ディフェンスの局面を迎える。(前半9分)
2度のスクラムを挟みながら攻めるNTTドコモに対し、リコーもゴール前のディフェンスで食い下がる。するとキャリーしてきた相手FWの手からSHマット ルーカスがボールを奪いターンオーバー。タッチラインの外に蹴り出す。しかし、強い逆風がゴール前からの脱出を阻み、リコーにとっては苦しい時間が続く。
活路をもたらしたのはスクラム。22mラインまでわずかの位置の相手スクラムを、リコーがプッシュする。右側から崩し押し込んでいくと、NTTドコモにコラプシング。PKでハーフウェイ付近まで戻し、リコーは最初のピンチをスコアを許さずに脱した。
直後、リコーはハーフウェイ付近でターンオーバーを許すが、ラックをつくったNTTドコモに対しWTBロトアヘアアマナキ大洋とFL松橋周平が連携して襲いかかり、松橋がボールを奪い返す。このボールをワイドに動かして攻め手を探り、WTBロトアヘアアマナキ大洋らがギャップを突いてゲインしていく。
敵陣中盤でWTB牧田旦が裏のスペースにキックを蹴る。これは相手に入るが、ラックの背後から9番が蹴り上げたボールをハーフウェイ付近でリコーがキャッチして、SOアイザック ルーカスがアタック。ステップを刻みギャップを抜けると、再び22mライン近くまでボールを運ぶ。中央付近のラックから左中間のCTB濱野がタックラーをぎりぎりまで引きつけてFBメインに。メインは詰めてきた相手ディフェンスにも動じず、フィールド左隅を狙ってゴロキックを転がす。左サイドタッチライン際を走っていたNO8アマト ファカタヴァが丁寧にこれを拾い、インゴールで押さえてトライ。
CVは外れたものの、リコーが3試合連続となる先制に成功し5−0とする。トライを決めたアマト ファカタヴァはタラウ ファカタヴァと入替。(前半22分)
再開後、リコー陣内のラインアウトからNTTドコモが攻める。リコーは22mライン付近か、その内側でディフェンスに回る。NTTドコモのノックオンで中央のスクラムを得るが、ここを押し勝ったのはNTTドコモ。ここはPGでスコアを狙ったが、左にそれリコーのドロップアウトとなる。(前半26分)
低い弾道のキックをキャッチしてハーフウェイ付近から再び攻めるNTTドコモに対し、リコーはハードなディフェンスを仕掛けていくが、これがハイタックルとなってしまう。リコーは相手のPKで後退させられ再び自陣へ。
ラインアウトにFLブロードハーストマイケルが絡みボールを奪取。しかし、ラックから出てきたボールを相手にさらわれ、NTTドコモのアタックとなる。だが冷静にディフェンスでプレッシャーをかけていくと、SHマット ルーカスが相手9番からボールを奪いターンオーバーに成功。リコーは右中間から左にボールをつなぎ、WTBキーガン ファリアがギャップを貫きゲインする。
このランを止めにいったNTTドコモにハイタックル。ハーフウェイ付近でリコーはPKを得る。だが、ゴール近くのタッチラインを狙ったSOアイザック ルーカスのキックがわずかに短く、キャッチしたNTTドコモが自陣からのアタックに移る。(前半30分)
リコーは敵陣でのディフェンスでプレッシャーをかけ、攻撃の端緒を見出そうとするが、エッジなどでゲインを許し後退。さらに15番がギャップを抜けて前進。リコーは自陣侵入を許す。テンポを上げていくNTTドコモの攻撃にディフェンスが少し後手に回る中、FL松橋らが出足よくタックルを仕掛けさらなるテンポアップを阻んでいく。我慢比べが続いたが、NTTドコモにノックオン。リコーのスクラムとなる。
この攻防で、ボールキャリーを図ったNTTドコモの3番の肘がFLブロードハーストの顔に当たったプレーが危険だったとして、映像確認の後にイエローカードが出される。リコーは前半の残り時間で数的優位を得ることとなったが、FLブロードハーストは脳震とうの疑いをチェックするために一時退出することになった。替わって柳川大樹が入る。(前半32分)
PKでハーフウェイ付近まで戻しラインアウトからアタック。しかし最初のフェイズでボールがこぼしNTTドコモに入る。中央、ハーフウェイ付近のスクラムに。NTTドコモはスクラムからの激しいアタックから、前に出るリコーの裏のスペースに蹴り、11番を走らせる。これはFBメインが冷静に確保しリコーのラックになる。
自陣22mライン付近からアタックするリコー。SOアイザック ルーカスがギャップに身体をねじ込んでいくと、守るNTTドコモに反則。ここでリコーはいい反応を見せ、すかさずクイックリスタート。ここも左中間をWTBファリアが抜けてゲインしていく。ハーフウェイを越えたあたりで倒されるが、リリースしたボールをSHマット ルーカスがさばくのを妨げたNTTドコモの選手にノットロールアウェイ。PKで前進したリコーは22mライン付近のラインアウトにする。(前半36分)
大きなチャンスとなったが、HO武井のスローは強い風を受けてノットストレートに。NTTドコモは同じ位置からのラインアウトを選択する。このラインアウトをリコーが弾き、FL松橋が確保して左中間を突く。22mラインを越え、倒されず粘ってサポートを待つと、NO8タラウ ファカタヴァが突進。さらにSHマット ルーカスがさばいて中央から内に角度をつけて走り込んできたLOデーモン レエスアスにパス。レエスアスはディフェンスを引きずってインゴールまで持ち込むが、グラウンディングはできずアンプレアブル。映像確認後、リコーの5mスクラムで再開される。(前半37分)
リコーはここからアタック。フェイズを重ね粘り強く攻めていく。しかし、トライラインを背負うNTTドコモも集中力を維持して守る。中央でNTTドコモにノットロールアウェイ。リコーはアドバンテージの出た状態で攻め、SOアイザック ルーカスが右サイド大外のFBメインにキックパスを通し、そばに走り込んだCTB濱野につなぎ、ゴールに迫るがこれも阻まれた。
ゴール間近、ほぼ正面でPKを得たリコーは、同時にFLブロードハーストが復帰。スクラムを選択しPGではなく、トライを奪いにいく。
ホーンが鳴る中、リコーは8、9でつなごうとしたが、NTTドコモ9番がNO8タラウ ファカタヴァがボールを取り出す前に絡みオフサイド。リコーはペナルティを得たが、再びスクラムで勝負する。しかしNTTドコモのアーリーエンゲージ、さらにさらなる組み直しをする中で時間が経過。一時退出していた3番が復帰する。(前半42分)
リコーはスクラムからボールを出しアタックするが、NTTドコモのプレッシャーにやや押される。そこで浅めのラインで展開したパスを、上がってきていた14番に奪われる。そのままインゴールまで走り切られ、ポスト右にトライを許す。CVも成功し5−7。まさかの失点で逆転を許し前半が終わる。(前半45分)
上回るフィジカルとフィットネスで、奪い返した主導権
リコーはPR大川創太郎を千葉太一に入替て後半へ。キックオフをキープしたNTTドコモのアタックを自陣浅めでリコーが止めていく。こぼれ球が足に当たりリコー側に転がりターンオーバー。これを素早く展開して外のFBメインにつなぐと、メインは小さく蹴ってディフェンスの背後に落とし自ら拾いにいくが、ボールは相手12番の手に。アタックに取りかかろうとしていたリコーは、カウンターもらう形となり、12番は一気にリコーのラインの裏に抜け、外を走る11番につなぎインゴール左隅にトライ。CVは90秒以内に蹴れず無効となるも、5点を追加され5−12とされてしまう。(後半3分)
前半終盤からフラストレーションの溜まる時間が続くリコーだったが、再開直後、リコーディフェンスの背後に蹴られたキックを拾ったFBメインの目の醒めるようなカウンターアタック、HO武井のキャリーでNTTドコモに挑んでいく。だが攻防の最中でSHマット ルーカスが負傷。替わって髙橋敏也が入る。(後半4分)
ハーフウェイを挟んだ攻防が続く中、リコーはCTB牧田に替わりトップリーグ初出場となる山村知也が入る。ロトアヘアアマナキ大洋がCTB、山村がWTBに入る。(後半7分)
スクラムでペナルティを奪ったリコーは、PKで敵陣へ。10mライン付近のラインアウトから攻める。だが、プレッシャーでフェイズを重ねることができない。試合序盤から激しいコンタクトが続けてきた影響もあってか、互いにミスも出てボールが行き来する展開が続く。リコーは個々のキャリーは力強く、強いフィジカルを感じさせるものの、NTTドコモの寄せも早く、アタックブレイクダウンでアドバンテージをつくれず前に出られない。
やや手詰まった状況で、HO武井がギャップに仕掛け抜けたが、ダミーランナーがディフェンスとぶつかってしまいオブストラクション。これを見て、相手9番がクイックリスタート。リコー陣内深くにボールを蹴り込む。WTB山村がトライライン目前の位置で追いつきボールを確保するファインプレーを見せるが、このラックにNTTドコモがプレッシャーをかけてくる。リコーはボールを出そうとするもこぼれノックオン。NTTドコモスクラムとなる。(後半15分)
組み直しを経て、NTTドコモが押す。さらにゴール前でフィジカルを前面に出してしつこく攻め、最後は2番が左中間のラックからのピックゴーでディフェンスを貫きトライ。CVはポールに当たって外れたが、リコーは5−17 と点差を広げられた。
このまま終われないリコーはトライの直後、PR眞鍋貴男を笹川大五に、HO武井を小池一宏に、LOレエスアスを柳川に入れ替え流れを変えにいく。(後半20分)
再開後、敵陣でのディフェンスからチャンスを狙うリコー。NTTドコモが狙ってくるディフェンスの裏への短いキックをキャッチしたWTB山村がアタック。パスで相手を動かしてつくったギャップをFBメインが突いていく。直後SOアイザック ルーカスもギャップを見出すと的確にブレイク。22mラインを越えてゴールに迫ると、ディフェンスに絡まれながらもFLブロードハーストにつなぐが、手につかずノックオン。リコーが久々にチャンスをつくってみせる。ここでCTB濱野に替わりマット マッガーンが入りFB、FBメインがCTB、12番の位置に入った。(後半23分)
ゴール前スクラムからNTTドコモがランでゲインを狙うが、WTB山村らが低いタックルで止めていく。NTTドコモはキックを蹴るが伸びず、リコーは敵陣でのラインアウトを得る。続けざまにディフェンスに穴をあけた直後だけに、じっくりとフェイズを重ねていきたいところだったが、ハンドリングエラーが出てNTTドコモボールに。このミスを逃さず攻めてくるNTTドコモは、BKがリコーの右サイドのスペースを突いてビッグゲイン。なんとか追いついてランナーを倒しラックにプレッシャーをかけるが、ノットロールアウェイが出てしまい、リコーはさらに傷口を広げてしまう。(後半26分)
PKで前進、ゴール前からラインアウトモールでトライを狙うNTTドコモに対し、リコーはディフェンスで意地を見せ前進を許さない。NTTドコモはやむなくボールを展開するが、リコーは出足よく止めていきノックオンを誘う。
互いに譲らないスクラムはNTTドコモにペナルティ。ここで、風上であることを考えればエリアを取り戻しにいくのが定石に思えたが、SH髙橋はクイックリスタートで再開。一次攻撃では、大きなゲインはできなかったものの、SOアイザック ルーカス、FBマッガーン、そしてCTBロトアヘアアマナキ大洋、FBファリアとつないでエッジをブレイク。さらに内に戻し、FBマッガーンが敵陣22mラインまで前進する。
SH髙橋の機転から生まれたチャンスをリコーは生かす。中央と右サイドでボールを行き来させると、SOアイザック ルーカスがバスケットボールのパスのようにして大外のCTBロトアヘアアマナキ大洋につなぐ。アマナキ大洋は止めに来た相手15番を豪快に弾き飛ばし右サイドにトライ。角度のあるCVははずれたが、10−17と点差を縮めた。(後半31分)
再開。リスタートキックを確保したNTTドコモがリコー陣内で攻める。しかし、久々のスコアで息を吹き返したリコーは、このアタックに襲いかかる。連携しモール状態にしたFL松橋とNO8タラウ ファカタヴァがターンオーバー。ここも自陣からボールを回して攻めていく。
右中間でSOアイザック ルーカスが突破を狙ってディフェンスを引きつけると、すかさず中央へ長いパスを通しCTBメインへ。メインはディフェンスをいなしながら、サイドチェンジを図り左サイドのスペースを狙うと、最高のタイミングでボールを離し、大外を走るWTB山村へ。スピードを落とさずにボールをキャッチした山村は、タッチライン際を貫いてビッグゲイン。ディフェンスに絡まれながらも倒れず粘り、ゴールまで5mの位置まで運ぶ。
ここにいち早く駆けつけたSH髙橋がボールを確保し右に展開するが、右中間のラックでノットリリースザボール。ゴールまであとわずかの位置で渾身のアタックを仕掛けたリコーだったが、惜しくもトライならず。だが、流れが変わってきたことをうかがわせるプレーが続く。(後半33分)
PK、ラインアウトを経て攻めるNTTドコモはハイパントを上げるが、これをWTBファリアがしっかりとキャッチ。リコーはこのボールを使ってハーフウェイ付近から再びアタックに入る。FWとBKが一体となったテンポのよいアタックで足の止まりかけているNTTドコモを揺さぶると、パスダミーで飛び出してきたディフェンスをかわしたSOアイザック ルーカスが再び抜ける。22mライン目前で右にフォローしていたSH髙橋につなぐと、髙橋は走りきってポスト右にトライ。前半最終盤のトライから主導権を握られ続けたリコーだったが、我慢の末に突破口をこじあけた。CVも決まり17−17。(後半36分)
NTTドコモのリスタートキックは、デッドボールラインを割り、リコーのセンタースクラムでの再開となる。このスクラムでFWがコラプシングを奪う。さらにPKを風に乗せて伸ばし、ゴール前ラインアウトとする。
しかし、このラインアウトがオーバー。ノックオンアドバンテージを得た状態でハイパントを高く蹴り上げるNTTドコモ。これをWTBファリアがキャッチし、リコーは最後のアタックに入ろうとする。しかし、ボールをさばこうとしたSH髙橋のところになだれこんだ相手選手がボールをもぎ取りターンオーバー。逆にNTTドコモがラックをつくる。
この直後、ブラインドサイドにできた2対4という数的優位を見逃さなかった9番は、大外の11番にパス。15番を経て9番に戻すパスワークで最終ラインを破ると、そのままインゴールまで走り切り左隅にトライ。追いついたSOアイザック ルーカスがグラウンディングに行く9番をはがしタッチラインの外に投げとばしたが、わずかに早くボールは接地。
トライが認められるとまもなくホーンが鳴る。CVは外れたが、17−22でノーサイド。諦めずに戦い、追いつき、さらには勝ち越しのチャンスを手にしたリコーだったが、勝利は目前でこぼれ落ちていった。
前半、後半ともに、敵陣でプレーしている状況からショッキングな失点を喫するこれ以上ない悔しい敗戦となった。一瞬の隙を突くことで、突かれることで、未来は大きく変えることができ、一方で変えられてしまうことを痛感させられるゲームでもあった。次節は3月14日(日)、14時より、神戸製鋼コベルコスティーラーズを駒沢オリンピック公園陸上競技場で迎え撃つ。今必要なのは、敗戦を悔いることから次の勝利のためにすべきことを考えることであるように思う。まさに〈Back In Game, Go Again.〉にこだわれるかが問われる一戦となる。
監督・選手コメント
神鳥裕之監督
今日はどうもありがとうございました。我々としては、開幕から連勝しているドコモさんに対して、我々のやってきたラグビーをぶつけて、勝利して帰ろうということで臨んだんですけれども、最終的にこういった結果になってしまい悔しいです。この敗戦を学びにして、同じようなシチュエーションが起きたときには、次は我々が勝って帰れるように。勝負どころの小さなミスが勝敗を分けるという、この経験を忘れずに次に向けて準備していきたいと思います。
(風向きなど、前半と後半でシチュエーションが変わった。ハーフタイムはどんな指示を?)コーチにはエリアのことに関してのコメントというよりかは、自分たちの実行力というところを後半しっかりやろうというようなコメントを出してもらいました。過去2試合、後半20分におけるスコアがよくなかったところが反省だったのですけれども、最後の最後、同点に追いつくようなパフォーマンスを見せてくれたので、いいところもあったと思っています。
NO8松橋周平共同主将
今日はありがとうございました。今週はドコモさんに対して、しっかり自分たちのやってきたことを出そうということで取り組んで、いい準備をして試合に臨んだんですが、見ての通りドコモさんのいいプレッシャーで自分たちの強みをうまく出せない時間帯もあったりして、最後の取りきれない部分とか、ミスをしてドコモさんに取られてしまう部分とか、本当に学ばないといけないなと思います。大事なのは試合が続くということで、その試合に向けてしっかりとチーム一丸となって準備して、次の試合に勝ちにいきたいと思います。
SH髙橋敏也
自分はリザーブからの出場だったので、勝利というものをつかみ取るためのパフォーマンスを問われていたのですが、最後のきつくなった時間帯で全員が自分の仕事をやりきるというところが足りてなかったので、次はしっかり準備して、チームを勝利に導くようなゲームメイクができればと思います。
文:秋山健一郎
写真:川本聖哉