【プレビュー】トップリーグ 第13節 キヤノンイーグルス戦

2017.12.23

8勝4敗、勝ち点39を積み重ねホワイトカンファレンス3位を確定させたリコーは、リーグ戦最終節をキヤノンイーグルスと戦う。チームとしてトップリーグ最多となる9勝、勝ち点上でのトップ4入りといった目標に向かっての一戦となる

キヤノンは4勝8敗、勝ち点20でホワイトカンファレンス5位につけている。 

スターティングメンバーではFWに外国人選手枠を割きリコーに備えている。元シャークスのLOフィリップ ヴァンダーウォルト、サンウルブズで共同キャプテンも務めたNO.8エドワード カーク、FLフィナウ トゥパも練習生ながらサンウルブズに招集されている。BKにも日本代表SO田村優、ここまでトップリーグ2位の10トライを挙げているWTBホセア サウマキ(リザーブ)などタレントは揃っている。ポテンシャルは高く、ミスが減りやや数字の悪いラインアウトなどが改善されたときには大きな力を発揮するだろう。序盤はうまくいっていなかったディフェンスも、ウインドウマンスを経て修正を果たした様子が見られる。

 リコーは前節リザーブスタートだったPR辻井健太、LOロトアヘアポヒヴァ大和、NO.8コリン ボーク、SH中村正寿、SO木上鴻佑、また常に競争に加わり準備を続けてきたFL福本翔平とエナジー十分の選手が先発メンバーに名を連ねた。ワークレートを高め、この2戦安定感を欠いてしまったディフェンスを修正して順位決定トーナメントに備えたい。

また相手の高いテンションが予想される序盤をしっかりマネジメントし、リコーのペースに持ち込むことができるかも重要だ。ジャパンの司令塔・田村を相手に、SO木上がどんなゲームメイクを見せてくれるかにも注目したい。 

また、秩父宮ラグビー場の芝の状態はあまりよくないとも伝えられている。今節はグラウンドが80分間使われたあとの第2試合ということもあり、アクシデンタルなプレーの発生も予想される。状況に対する冷静な判断、キックを使った確実なエリア獲得などがより大きな意味を持つかもしれない。

昨シーズンは25-20でリコーがダービー戦を制した
先発予定のFL福本 翔平選手

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