【プレビュー】トップリーグ 第10節 NTTドコモレッドハリケーンズ戦

2017.12.01

リーグ戦4試合、順位決定戦2試合、計6試合を戦うトップリーグ後半戦が始まる。6勝3敗、勝ち点29でホワイトカンファレンス3位につけるリコーは、4勝5敗、勝ち点17でレッドカンファレンス6位のNTTドコモレッドハリケーンズと対戦する。

NTTドコモはここまでコカ・コーラ、宗像サニックス、近鉄、キヤノンから勝利を挙げており、NTTコムとも終盤まで接戦を演じた。昨シーズンはトップウェストに身を置いたが、しっかりと力を蓄えてきたことをうかがわせる戦いぶりを見せている。前半戦9試合のトライ数はリコーと同じ25。得点は207でリコーの198を上回る。一方失点は290でリコー(133)の倍以上とかさんでおり、リコーとしてはディフェンス力の差で優勢を築くというのが基本的な戦い方となってきそうだ。

発表されたスターティングメンバーでは、前節CTBからSOにポジションを変え、前節キヤノン戦での勝利に貢献したパエアミフィポセチが今節もSOに。よりボールに触る機会の多いポジションで突破力を活かすためのプランとみられるが、後方で試合をコントロールするFBリアン フィルヨーンとのコンビネーションには注意を払う必要がある。キヤノン戦でも度々チャンスを創り出していたフィルヨーンのキックへの対応も試合のポイントになるだろう。なお、ここまでFWの軸として働き、日本代表にも召集されたLOヴィンピー ファンデルヴァルトはメンバーから外れている。

対するリコーは、戦列から離れていたキャプテンのLO馬渕武史、PR眞壁貴男、NO.8コリン ボークが復帰し先発。CTB牧田旦もリザーブとして復帰を果たしている。ピッチを待ちわびた面々がどんなプレーを見せてくれるかには注目だ。また、前節の神戸製鋼戦でトップリーグ初出場ながら80分間安定したプレーを見せたFB中澤健宏が再び先発の座をつかみ、HOのリザーブにはルーキーの大西将史も名を連ねた。ホワイトカンファレンス2位のヤマハ発動機をとらえるためには、勝利はもちろんボーナスポイントも狙っていく必要のあるタフな局面だが、リコーは若い力を活かして打開を図る。思いきりのよいプレーに期待したい。

2015-2016シーズンにプレシーズンマッチで対戦
怪我から復帰した主将 馬渕 武史選手

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