【プレビュー】トップリーグ 第6節 NECグリーンロケッツ戦

2017.09.29

リコーの第6節の相手はホワイトカンファレンス4位、勝ち点差1でリコーを追うNECグリーンロケッツだ。勝敗はカンファレンス内での順位に直接影響する。必ず勝利して3位の座を確かなものとし上位への挑戦権を得たい。

NECは前節の宗像サニックスブルース戦で、キヤノンイーグルスから移籍後初となる先発出場を果たしたNO.8アダム・トムソンが今節もスタメンに。トップリーグで5年目を迎える元NZ代表に対し、LOブロードハーストマイケルは「ラインアウトでは、彼とのバトルが続くだろう。コールをする人間としては意識する選手」と警戒する。トムソンはサニックス戦でもラインアウトを4度スチールしてチームに貢献。トムソンをしっかりケアしラインアウトの安定感を保てるかは、リコーにとってこの試合のポイントとなりそうだ。

ラインアウトでクリーンなボールが出せれば、どう攻めるにしてもリコーにとっては大きなチャンスがやってくる。FWの強いフィジカルを生かしたダイレクトな攻撃はもちろん、モールも意思統一が進み熟成されつつある。注目はNO.8で今シーズン初先発する赤堀龍秀。赤堀と言えば苦しみ抜いた2015-2016シーズンのNEC戦でもシーズン初先発を果たし、試合の流れを決めるハイボールキャッチを見せた。縁のある相手に対し再びインパクトを見せられるか。

BKに回せば、SOロビー ロビンソン、CTB濱野大輔、タマティ エリソンという判断力とコンタクトでの強さを兼ね備えた選手たちを中心に様々なオプションが考えられる。WTBには今シーズン体を張ったプレーが目立つ長谷川元氣、前節3トライを挙げたアマナキ ロトアヘアもおり両者ともに好調をキープしており期待度は高い。また、スタメンとしての起用が多かったNO.8松橋周平、CTB松本悠介らが、インパクトプレーヤーとしてどんなプレーを見せてくれるかにも注目したい。

NECは常に前向きな姿勢を貫く主将・PR瀧澤直のキャプテンシーのもと、フィットネスを生かし、献身的で組織的なディフェンスでリコーのアタックを迎え撃つだろう。我慢比べの時間が続く展開が予想されるが、できるだけ早い時間帯にディフェンスを打ち破り優位に立ちたい。また、ここまで反則数はリコーが45、NECが53と共に多いが(平均は39)、リコーは前節見せた規律での改善を継続できるかもカギとなりそうだ。

今シーズン初先発の赤堀 龍秀選手
前節3トライをあげたアマナキ・ロトアへア選手

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