【プレビュー】トップリーグ 第3節 宗像サニックスブルース戦

2017.09.01

第3節の相手は、昨シーズン序盤に旋風を起こし11位に入った宗像サニックスブルース。アンストラクチャー(陣形の崩れた局面)からのアタックを強みとしてきたチームだが、今シーズンはセットプレーへのこだわりも見せる。

昨シーズンの対戦では、リコーがセットプレーで圧倒し、また天候も味方につけて36-3で勝利した。今回もセットプレーでしっかり上回ることが勝利への近道となるが、相手も注力してきているだけに注意が必要だ。

リコーはこの2試合とはメンバーを若干入れ替えて挑む。前節のサントリー戦の後半でスクラムを立て直したPRアレックス ウォントン、LOロトアヘアポヒヴァ大和が先発に回り、ディフェンスからセットプレー、そしてアタックという流れを前半から確実につくっていくことを目指す。

「強いベンチ」を担っていた両選手がスタートに回ったものの、今節のリザーブも注目選手が数多くいる。神鳥裕之GM兼監督が「(河野)好光のよう」と評したアジリティを武器に自ら前に出ていけるSO木上鴻佑。突破力では誰にも負けないCTB/WTBアマナキ ロトアヘアやケガから復帰したHOマウ ジョシュア。そして、4年目にして初のメンバー入りを果たしたLO小山智聲もこれまでの努力をぶつけるべく、最高の準備をして待っているはずだ。

相手側に目を向けると、脅威はアタック力の核であるBK陣ということになりそうだ。昨シーズンチーム最多の7トライを挙げたWTBアンドリュー エブリンハム(アジア枠)やリザーブに控えるWTBカーン ヘスケス、また南ア・シャークスから新加入したフィジカルに長けたSOアンドレ・エスターハイゼン(シャークスでは12番を務める)など突破力のある選手には、選手間の連携、低いタックルと素早いリロードの徹底が求められる。

また、前節敗れはしたが神戸製鋼を2トライに抑えたディフェンスは、昨シーズン以上のレベルにあるとみられる。規律を守って攻め、我慢比べに勝ってスコアしていきたい。

先発PRアレックス・ウォントン選手
メンバー入りを果たした小山 智聲選手

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