【プレビュー】トップリーグ 第2節 サントリーサンゴリアス戦
2017.08.24
第2節、リコーは昨シーズン全勝でトップリーグを制したチャンピオンチーム、サントリーサンゴリアスとの対戦を迎える。開幕節同様、リコーが所属するホワイトカンファレンスではなく、レッドカンファレンスのチームとの交流戦となる。
サントリーはキヤノンと開幕戦を戦い、序盤こそ均衡状態が続いたが、じりじりと引き離し32-5で危なげなく勝利した。ゲームプランの実行力はもちろん、選手の判断力を生かしたプレーも場面場面で光った。今季より加入した豪代表103キャップを誇るCTBマット・ギタウも、広い視野を生かしたプレーで存在感を示し勝利に貢献。ただ後半はペナルティがかさみ、イエローカードが出るなどディシプリンにやや乱れが見られた。繰り返されるならば、必ず付け込みたい。
リコーのスターティングメンバーは、FWは開幕戦と同じラインナップ、BKはWTB(14番)に長谷川元氣、FBに新加入のロビー ロビンソンが入った。サントリーもスターティングメンバーには変更がなく、基本的には互いに開幕戦のパフォーマンスの再現を図る戦いとなる。
リコーとしてはやはりディフェンスからリズムをつくっていきたい。前節安定感を保ったディフェンスを再現すると共に、小さなミスやわずかな歯車の狂いを見抜いてアレンジしてくるサントリーのアタックに冷静に対応できるか。こちらもうまくいっていたアタックでのボールセキュリティは、NO.8ジョージ スミスを筆頭にボールハンターを多く擁する相手だけに、さらに一段階意識を高めたい。
昨シーズンは、17-23で敗れたものの、前半はディフェンスでプレッシャーをかけ14-13で折り返した。その試合で活躍した濱野大輔と松本悠介のCTBコンビが今年も先発するが、代表クラスにも臆せず食らいつきチームを鼓舞したパフォーマンスを再び期待したい。リザーブには、LOロトアヘアポヒヴァ大和、CTB/WTBアマナキ ロトアヘアが控える。勝負どころで爆発力を見せる両者のプレーにも注目だ。