【Preview】トップリーグ 第13節 vs 豊田自動織機シャトルズ戦
2016.12.23
今シーズンのトップリーグも残り3試合。5勝7敗、勝ち点25で10位のリコーは、3勝9敗、勝ち点15で13位の豊田自動織機と対戦する。前節のリコーは、3位のパナソニックに敗れたものの、アタック、ディフェンスいずれも高いパフォーマンスを見せてよく食らいついた。セットプレーの安定感も高まっており状態は良い。対する豊田自動織機もNTTコム、Hondaに連勝し入替戦圏内脱出が見えてきた。どちらも自信を持って臨むと見られる試合だけに、クロスゲームが予想される。
発表されたスターティングメンバーは、両チームともに前節に近いものとなった。豊田自動織機はゲームメイクを担い、スペースを見逃さず生かすSOサムグリーンやFBマーク ジェラード、前節繰り返しブレイクを見せたWTB松井謙斗らが引き続き先発する。リコーは前節復帰を果たし、ブランクを感じさせない動きで追撃のトライを奪ったSH山本昌太が今シーズン2度目の先発。山本のトライの起点となる突破などでアピールした頼れるベテラン、WTB小松大祐も6戦連続の先発。セップレーで大きな貢献を見せたFWも、先発とリザーブで入れ替えはあるが同じメンバーで臨む。期待したい。
豊田自動織機はここに2試合、多くの選手がキレある動きを見せ、前に出るディフェンスでボールを奪いスコアにつなげるラグビーを披露。リコーは引き続きサポート、リアクションのスピードにこだわり、相手の強みを消していきたい。その上でしっかりとエリアを獲り、セットプレーからつくりだしたチャンスを我慢強いアタックで仕留めていく。そんなラグビーを徹底できれば勝利は近づく。入替戦出場を懸けて戦い敗れた昨シーズンの借りを返し、さらにはラストスパートに入ったチームに、勢いを与えるゲームを期待したい。