【Preview】トップリーグ 第7節 vs 近鉄ライナーズ戦

2016.10.14

2週続けての花園でのゲーム。第7節、11位のリコーが戦うのは10位の近鉄だ。現在勝ち点10で並んでおり、勝利したほうが上の順位に立つ。前節は近鉄はトヨタ自動車に、リコーは神戸製鋼に健闘しながら敗れている。奇しくもどちらも点差は6点。手からこぼれ落ちた勝ち点を確保しにいく一戦となる。

リコーはHOマウ ジョシュアが今季初先発。荒々しい近鉄FWとのフィジカルバトルでの活躍が期待される。ここまで先発出場を続け、安定しつつあるセットプレーを支えてきた森雄基も中盤以降に備える。他にFL武者大輔、WTB長谷川元氣も先発に復帰。2週間のインターバルでエナジーを貯めた両者は、アグレッシブなプレーを見せてくれることだろう。

NO.8はリコーが22歳の松橋周平、近鉄が36歳の佐藤幹夫と年の差14歳のマッチアップ。開幕から勢いの衰えない松橋は、豊富な経験を持つ相手に打ち勝てるか。第3列にはトンプソンルーク、タウファ統悦ら“トップリーグの壁”的な選手も名を連ねる。松橋、柳川大樹、武者の3人にとっては試練の一戦となりそうだ。ベテランの多い近鉄だが、SOはルーキーの野口大輔が先発。ここでは逆に、現在絶好調のSOタマティエリソンが圧倒的なプレーで“壁”として立ちはだかりたい。

また、今シーズンもアイデアと鋭いランで観客を沸かせるWTBティム ナナイウィリアムズのトライがそろそろ見たいところ。試合ごとに評価を高める濱野大輔、松本悠介のCTBコンビには、引き続き攻守での勤勉なプレーが期待できる。特に前節、2トライを記録しアタックセンスも光った濱野には注目だ。

ロトアヘア兄弟、コリンボーク、小松大祐らが控えるリコーベンチは今節も強力だ。ブレイクダウンの戦況次第で、様々な試合展開が考えられるが、どんな状況でもインパクトを与える働きを見せノーサイドまで試合を盛り上げてくれるだろう。

- 攻守の要となるCTBコンビ 写真は13番松本悠介選手 -
- 昨季の近鉄戦でも大活躍だったWTBティム・ナナイウィリアムズ選手 -

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