【プレビュー】トップリーグ 第5節 vs ヤマハ発動機ジュビロ戦
2016.10.01
ヤマハ発動機はパナソニック&東芝撃破を含む開幕4連勝。ボーナスポイントも3試合で獲得し首位をひた走る相手に挑むリコーは、前節キヤノン戦のスクラムで安定感を見せた1番アレックスウォントン、3番大川創太郎のPRコンビが先発する。さらに昨シーズンブレイクし、3月から5月にかけてニュージランド研修という成長の機会を得た辻井健太が復帰。開幕戦からメンバー入りを続け評価を高める眞壁貴男を加えた4人のPRが中心となり、強力なヤマハスクラムへの対抗を図る。
LO馬渕武史、FL柳川大樹、武者大輔、NO.8松橋周平といった気持ちの強さが売りの選手たちの奮闘にも期待したい。試合ごとに自信を深める首位ヤマハを止めるには、彼らの闘志が不可欠だ。
ハーフバックは初先発のルーキー、SH高橋敏也とSOコリン ボークでスタート。FWが強みの相手に対し危険な位置でのセットプレーは絶対に減らしたい。ボークのキック力を生かしたエリアマネジメントと規律の徹底はいつも以上に大切になってくる。また、ヤマハのSH矢富勇毅は前節の東芝戦で3トライを奪っており、スクラムでプレッシャーをかけた後の鋭い仕掛けなどに対する高橋のケアも失点を減らす上でカギとなる。
長く我慢を求められるタフなゲームになるのは間違いない。だが、この試合で何を掴むかは、今シーズンの行方に大きく関わってくるだろう。ここまで秩父宮での試合を声援で支えてくれたサポーターに報いるラグビーを見せ、地方開催4連戦に突き進みたい。