【プレビュー】トップリーグ 第1節 vs NECグリーンロケッツ戦
2016.08.26
いよいよ2016-2017シーズンのトップリーグが開幕する。リコーの初戦の相手はNEC。昨日発表されたスターティングメンバーには、新加入した外国人選手のPRアレックス・ウォントン、新人のNO.8松橋周平が入った。リザーブにもトップリーグで初のメンバー入りを果たしたPR眞壁貴男、新人のSH高橋敏也の名前もあり、フレッシュさを感じる布陣となった。
FW第3列は、柳川大樹、武者大輔、松橋、さらにリザーブの赤堀龍秀、福本翔平も含め、しっかり体を張れる若手・中堅が並ぶ。豪代表31キャップを持つNO.8スコット・ヒギンボッサム、サンウルブズでもプレーしたFL細田佳也らNECの実力者たちを封じにいく。
31-5で勝利した昨シーズンの対戦では、リコーが奪った全4トライがBKによるものだった。FWが接点での優勢を確保できれば、今回もBKにはラインブレイクのチャンスが訪れるはず。昨シーズン抜群の安定感を見せたWTB長谷川元氣、高い突破力を持つCTBアマナキ ロトアヘア、一回り身体が大きくなったCTB牧田旦らの躍動に期待したい。
NECのハーフバック、SH茂野海人とSO田村優は、ともに日本代表、スーパーラグビー・サンウルブズで活躍してきた。多くの経験を積みゲームメイク能力をさらに高めていることだろう。リコーはプレシーズンマッチでも堅実だったディフェンス力を80分間維持し、彼らがフラストレーションを溜めるような展開に持ち込みたい。
開幕戦は硬さや連携面でのぎこちなさがどうしても出る。また試合の行われる時間帯はまだ暑く、湿度も高いとみられる。ミスの出やすい状況ではあるが、集中力を保ち、続けてのミスを出さずに、最後まで戦い抜くことで勝利は近づくはずだ。